第12章 問 12. 危険物保安監督者、危険物施設保安員、所有者等の責務

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問.12 法令上、製造所等の所有者等が危険物施設保安員に行わせなければならない業務として、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 計測装置、制御装置、安全装置等の機能が適正に保持されるように保安管理させること。
  2. 構造及び設備を技術上の基準に適合するように、定期及び臨時の点検を行わせること。
  3. 構造及び設備に異常を発見した場合は、危険物保安監督者その他関係のある者に連絡するとともに状況を判断して適当な措置を講じさせること。
  4. 定期及び臨時の点検を行ったときは、点検を行った場所の状況及び保安のために行った措置を記録し、保存させること。
  5. 危険物保安統括管理者又は危険物保安監督者が、旅行、疾病その他の事故によって職務を行うことのできない場合には、それを代行させること。下記の解説を確認しよう!

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危険物乙4の過去問(法令)「危険物保安監督者、危険物施設保安員、所有者等の責務」問.12の解説

ここ注意 「危険物に関する法令(35問中15問)」合格には、60%以上なので15問中9問以上の正解数が必要です。

過去問(法令)「危険物保安監督者、危険物施設保安員、所有者等の責務」問.12の解説

  1. 正しい
  2. 正しい
  3. 正しい
  4. 正しい
  5. 誤り:危険物施設保安員に危険物保安統括管理者又は危険物保安監督者の職務を代行させることはできない

「5」が正解

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危険物保安監督者について

1. 危険物保安監督者の資格について

( 1 ). 甲種又は乙種危険物取扱者で、6か月以上の実務経験を有する者。乙種については、取り扱うことができる類(免状に指定された類)。丙種は資格はない。

2. 危険物保安監督者の業務について

( 1 ). 危険物の取扱作業が、貯蔵又は取り扱いに関する技術上の基準、予防規定等に定める保安基準等に適合するように、作業者に対し必要な指示を行う。

( 2 ). 危険物施設保安員を置く製造所等にあっては、危険物施設保安員に必要な指示をすること。

3. 危険物保安監督者への解任命令について

( 1 ). 市町村長等は、製造所等の所有者等に対し、危険物保安監督者の解任を命じることができる。

危険物施設保安員について

1. 資格・必要施設・その他について

( 1 ). 資格は必要としない。(危険物取扱者免状がなくてもよい。)

( 2 ). 選任・解任にあたっては、届け出の必要はない。

危険物保安統括管理者について

1. 資格・必要施設・その他について

( 1 ). 資格は必要としない。

危険物保安統括管理者、危険物保安監督者、危険物施設保安員の比較は、下記の通りである

- 必要製造所等 資格者 手続き
危険物保安統括管理者 ・製造所
・一般取扱所
・移送取扱所
上記のうち特定なもの
危険物の保安業務を統括して
監督する者
選解任届の要あり
危険物保安監督者 ・製造所
・屋外タンク貯蔵所
・給油取扱所
・移送取扱所
・一般取扱所(条件あり)
甲種又は乙種の危険物取扱者で
6ヶ月以上の危険物取り扱いの実務経験がある者
選解任届の要あり
危険物施設保安員 ・製造所
・移送取扱所
・一般取扱所
上記のうち特定なもの
特になし 特になし

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危険物乙4の過去問「製造所等の一般的な構造と基準」

危険物乙4の過去問「設置許可申請等の手続き」

危険物乙4の過去問「法令違反に対する措置」

危険物乙4の過去問「定期点検」

危険物乙4の過去問「危険物取扱者、危険物取扱者免状の交付・書換え」

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