第6章 問 4. 製造所等の基準

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問.4 移動タンク貯蔵所の位置、構造、設備の技術上の基準について、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 移動タンク貯蔵所の底弁は、非常の場合に直ちに閉鎖できるように、手動閉鎖装置及び自動閉鎖装置を設けなければならない。
  2. 移動貯蔵タンクは、容量を40,000リットル以下とし、かつその内部に2,000リットル以下ごとに、間仕切を設けなければならない。下記の解説を確認しよう!
  3. 移動タンク貯蔵所は、屋外の防火上安全な場所又は壁、床、はり及び屋根を耐火構造とし、若しくは不燃材料で造った建築物の1階に常置しなければならない。
  4. 移動貯蔵タンクに、可燃性蒸気を回収するための設備を設ける場合にあっては、可燃性の蒸気が漏れるおそれのない構造とすること。
  5. 静電気による災害が発生するおそれのある液体の危険物の移動貯蔵タンクには、接地導線を設けなければならない。

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危険物乙4の過去問(法令)「製造所の一般的な構造と基準」問.4の解説

ここ注意 「危険物に関する法令(35問中15問)」合格には、60%以上なので15問中9問以上の正解数が必要です。

過去問(法令)「製造所の一般的な構造と基準」問.4の解説

  1. 正しい:荷降ろし作業中に危険物が流出したり、タンク及びその付近で火災が発生したりした場合に、すぐに底弁を閉める必要がある。
  2. 誤り:街中において危険物を移送するため、タンクの最大容量は制限されている。さらにタンク内に間仕切を設けることとしている。
  3. 正しい:常置場所に制限がある。
  4. 正しい:可燃性蒸気を地下タンク等の通気管から、回収設備(ベーパーリカバリー装置等)を介して移動タンクに回収する。
  5. 正しい:ガソリン等をタンクに出し入れするときに静電気が発生し、帯電する。

「2」が正解

当設問の解説 赤字暗記

  • タンク:移動貯蔵タンクは厚さ3.2㎜以上の鋼板で造り、水圧試験において漏れ、変形しないものであること。
  • タンク容量:移動貯蔵タンクの容量は30,000㍑以下とし、その内部に4,000㍑以下ごとに、完全な間仕切りを厚さ3.2㎜以上の鋼板で設ける。
  • 危険物の表示と標識:タンクが貯蔵する危険物の類、品名、最大数量を見やすい箇所に表示し、「危」の標識を掲げる。

・「移動貯蔵タンクは、容量を30,000リットル以下とし、かつその内部に4,000リットル以下ごとに完全な間仕切を・・・・・設けること。」(政令第15条第1項第3号)

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