第3章 問 9. 第4類に共通する火災予防

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問.9 第4類の危険物の貯蔵・取扱いの一般的な注意事項として、次のうち正しいものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 危険物が貯蔵されていた空容器は、ふたを外し密閉された室内で保管する。
  2. 配管で送油するときは、静電気が発生しないように、なるべく流速を下げる。下記の解説を確認しよう!
  3. 万一流出した場合、多量の水で薄める。
  4. 蒸気の発生を防止するため、空間を残さないよう容器に詰め密栓する。
  5. 容器に詰め替えるときは、蒸気が多量に発生するので、床にくぼみをつくり拡散しないようにする。

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危険物乙4の過去問(消火・性質)「第4類に共通する火災予防」問.9の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

合格のポイント

  1. 第1類 … 酸化性固体
  2. 第2類 … 可燃性固体
  3. 第3類 … 自然発火性物質及び禁水性物質
  4. 第4類 … 引火性液体
  5. 第5類 … 自己反応性物質
  6. 第6類 … 酸化性液体
  7. 消防法上の危険物には気体はない。ここ重要

過去問(消火・性質)「第4類に共通する火災予防」問.9の解説

  1. 誤り:容器は、密閉して冷暗所に保存する。空容器でも、内部に可燃性蒸気が滞留していることがある。
  2. 正解:その通りである。
  3. 誤り:液比重が1より小さく、水に溶けないものが流出した場合、水の表面に薄く広がる。
  4. 誤り:密栓する場合、容器内に空間容積をとる必要がある。
  5. 誤り:床にくぼみを設けない。可燃性蒸気が滞留しないように、屋外の高所に排出する。

「2」が正解

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合格率アップのポイント!

  • 電気絶縁性(電気が流れない)のよい靴は、人体に帯電した静電気を逃がすことができないので、危険性が増大する。また、化学繊維などの衣類は、静電気が発生し帯電しやすいので着用してはいけない。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 配管で移送するときは静電気の発生を抑えるため、流速を遅くする。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 危険物の蒸気は空気より重いので、低所に滞留している。(低所に溜まる蒸気を高所に排出する換気装置が必要) ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 二硫化炭素は、可燃性蒸気の発生を防ぐため、水没貯蔵する(ジエチルエーテルは、水没貯蔵することはない) ⇒ こう出題されたら、答え(〇)

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