第7章 問 1. 第2石油類

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問.1 第2石油類の性状について、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 霧状の場合は、引火点以下でも着火することがある。
  2. 蒸気比重は1以上である。
  3. 水溶性のものはない。下記の解説を確認しよう!
  4. 発火点は100℃を超える。
  5. 15℃の温度で、凝固するものがある。

物理・化学に次いで、性質の苦手な方は多いです。
ガソリンの比重、蒸気比重、引火点など大切な数値は繰り返し本試験で出題されている重要なものです。数値は必ず覚えて合格を目指しましょう!

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危険物乙4の過去問(消火・性質)「第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)」問.1の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(消火・性質)「第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)」問.1の解説

  1. 正解:第2石油類が霧状の場合は、空気との接触面積が大きくなり、引火点以下でも着火することがある。
  2. 正解:第4類の危険物の蒸気比重は、すべて1以上で空気(空気=1)より重い。
  3. 誤り:第2石油類は灯油、軽油などの水に溶けない非水溶性のものが多いが、酢酸、アクリル酸等水溶性のものもある。
  4. 正解:第2石油類の発火点は、すべて100℃を超える。
  5. 正解:第2石油類の酢酸は、融点が約17℃なので、15℃の温度では凝固して固体になる。

「3」が正解

・よく試験にでる!主な第2石油類の性質

品名 液比重 沸点[℃] 引火点[℃] 発火点[℃] 燃焼範囲
[vol%]
水溶性
灯油 約0.8 145
~270
40以上 220 1.1
~6.0
×
軽油 約0.85 170
~370
45以上 220 1.0
~6.0
×
酢酸 1.05 118 39 463 4.0
~19.9
キシレン 0.88 144 33 463 1.0
~6.0
×

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最近の出題傾向は?

  • 灯油、軽油の発火点は、100℃より低い。⇒ こう出題されたら、答え(×)・灯油、軽油の発火点は、いずれも220℃であり100℃より高い。

合格率アップのポイント!

  • 灯油の引火点は、40℃以上。
    軽油の引火点は、45℃以上。
    酢酸の引火点は、39℃。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第2石油類は水溶性と非水溶性のものがある。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンの引火点は、-40℃以下である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンの発火点は、約300℃である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 自然発火しやすいのは、アマニ油、キリ油等の動植物油の乾性油で、それ以外の第4類は、石油製品を含めて自然発火しない。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 燃焼範囲は、おおむね1~8vol%である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンは、種々の炭化水素の混合物である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
    ガソリンをはじめ石油製品は、すべて種々の炭化水素の混合物である。

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