第2章 問 1. 第4類に共通する特性

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問.1 第4類の危険物の一般性状について、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 可燃性蒸気は、空気と一定範囲の混合割合でなければ燃焼しない。
  2. 引火性を有する液体で、自然発火性を有するものが多い。下記の解説を確認しよう!
  3. 電気の不導体で静電気が蓄積されやすく、放電火花で引火することがある。
  4. 発火点は100℃以下のものがある。
  5. 引火の危険性は、引火点が低い物質ほど高く、高い物質ほど低い。

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危険物乙4の過去問(消火・性質)「第4類に共通する特性」問.1の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

合格のポイント

  1. 第1類 … 酸化性固体
  2. 第2類 … 可燃性固体
  3. 第3類 … 自然発火性物質及び禁水性物質
  4. 第4類 … 引火性液体
  5. 第5類 … 自己反応性物質
  6. 第6類 … 酸化性液体
  7. 消防法上の危険物には気体はない。ここ重要

過去問(消火・性質)「第4類に共通する特性」問.1の解説

  1. 正解:ガソリンの燃焼範囲は1.4~7.6vol%なので、可燃性蒸気が1.3%では薄くて燃焼しないし、7.7%では濃くて燃焼しない。このように、可燃性蒸気は、空気と一定範囲の混合割合でなければ燃焼しない。
  2. 誤り:第4類は引火性を有する液体であるが、自然発火しやすいものは動植物油のアマニ油、キリ油等ごく僅かである。
  3. 正解:第4類の危険物は、電気の不導体(ガソリン等の非水溶性危険物)で静電気が蓄積されやすく、放電火花で引火する(引火点が低い危険物)ことがある。
  4. 正解:二硫化炭素の発火点は90℃で、第4類の危険物の中では一番低い。
  5. 正解:引火点が-40℃以下で低いガソリンは、厳冬の北海道(約-30℃)でも引火するので引火の危険性が高く、引火点の高いギヤー油(220℃)は危険性が低い。

「2」が正解

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合格率アップのポイント!

  • 第4類の危険物はすべて可燃性
    すべて液体
    水より軽いものが多い
    すべて蒸気は空気より重い
    水に溶けないものが多い
    電気の不導体が多い
    静電気が発生しやすい
    二硫化炭素以外の発火点は100℃以上 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 二硫化炭素の液比重は水より重い(二硫化炭素以外のものは全て軽い) ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第4類の危険物の蒸気(比重)は、すべて1以上で空気よりも重い(空気=1) ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 二硫化炭素の発火点は90℃で、100℃以下は他にない ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 動植物油のアマニ油、キリ油等は、自然発火しやすい。それ以外の第4類は、石油製品を含めて自然発火しない。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 無色透明(無色でも) ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 無色で芳香、果実臭、刺激臭など具体的な臭い(無臭はほとんどなし) ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 有機溶剤(有機溶媒)に溶ける (※ 有機溶剤=ベンゼン、アルコール類など) ⇒ こう出題されたら、答え(〇)

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