第1章 問 1. 危険物の類ごとの性質

次の問題

問.1 第1類から第6類の危険物の性状等について、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 危険物には常温(20℃)において、気体、液体及び固体のものがある。下記の解説を確認しよう!
  2. 不燃性の液体又は固体で、酸素を分離して他の危険物の燃焼を助けるものがある。
  3. 水と接触して発熱し、可燃性ガスを生成するものがある。
  4. 危険物には単体、化合物及び混合物の3種類がある。
  5. 分子内に酸素を含んでおり、他から酸素の供給がなくても燃焼するものがある。

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危険物乙4の過去問(消火・性質)「危険物の類ごとの性質」問.1の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

危険物乙4の過去問(消火・性質)「危険物の類ごとの性質」問.1の解説

  1. 誤り:危険物は常温(20℃)において、液体及び気体のみであり、気体の水素ガスやプロパンは、「高圧ガス保安法」で規制されており消防法上の危険物ではない。
  2. 正解:第6類の過酸化水素等(液体)及び第1類の塩素酸塩類(固体)は不燃性で、熱・衝撃等により酸素を分離して他の危険物の燃焼を助ける。
  3. 正解:第3類の禁水性物質は、水と接触して発熱し、可燃性ガスを生成する。
  4. 正解:危険物には単体(硫黄等)、化合物(アルコール等)及び混合物(ガソリン等)の3種類がある。
  5. 正解:第5類の自己反応性物質(ニトログリセリン=ダイナマイトの原料等)は、分子内に酸素を含んでおり、他から酸素の供給がなくても燃焼する。

「1」が正解

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最近の出題傾向とは?

第5類の自己反応性物質は、色々な問題に出題されるので、きっちりと覚えましょう。

  • 第1類の危険物は、引火性又は自然発火性を有しているものが多い。 ⇒ 答え(×)
    第1類は酸化性の固体なので、他の物質を酸化させる(燃焼させる)酸素を多量に含有しているが、自らは燃焼しない。第6類は液体で、同様の作用がある。

合格率アップのポイント!

  • 危険物は常温(20℃)において、液体(ガソリン等)又は固体(硫黄等)であり、気体(プロパン等)はない。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第2類の危険物は、酸化されやすい(燃焼しやすい)可燃性の固体である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第3類の危険物は、自然発火性又は禁水性を有するが、ほとんどのものは両方の危険性を有している。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第5類の危険物は、固体又は液体である。又、外部からの酸素の供給がなくても燃焼するものが多い。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第5類の危険物は、自らは不燃性であるが、酸素を含有しているので、加熱、衝撃等により発火・爆発する。 ⇒ こう出題されたら、答え(×)
    「自らは不燃性である」の説明は、第1類か第6類のもので誤っている。

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