第9章 問 2. 特殊引火物、アルコール類

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問.2 特殊引火物について、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 引火点は、-20℃以下のものがある。
  2. 水に溶けるものがある。
  3. 40℃の温度で、沸騰するものがある。
  4. 水より重いものがある。
  5. 発火点は、100℃を超えるものはない。下記の解説を確認しよう!

特殊引火物、アルコール類の比重、蒸気比重、引火点など大切な数値は繰り返し本試験で出題されている重要なものです。数値は必ず覚えて合格を目指しましょう!

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危険物乙4の過去問(消火・性質)「特殊引火物、アルコール類」問.2の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(消火・性質)「特殊引火物、アルコール類」問.2の解説

  1. 正解:試験に出る範囲内の特殊引火物の引火点は、すべて-20℃以下である。
  2. 正解:アセトアルデヒド、酸化プロピレンは、水に溶ける。
  3. 正解:ジエチルエーテル、アセトアルデヒド等は、40℃以下の温度で沸騰する。
  4. 正解:二硫化炭素は、比重1.3で水より重い。
  5. 誤り:特殊引火物の発火点は、二硫化炭素が90℃で他は全部100℃を超えている。

「5」が正解

・よく試験にでる!主な特殊引火物の性質

品名 液比重 沸点[℃] 引火点[℃] 発火点[℃] 燃焼範囲
[vol%]
水溶性
ジエチルエーテル 0.7 35 -45 160 1.9
~36
二硫化炭素 1.3 46 -30以下 90 1.3
~50
×
アセトアルデヒド 0.8 21 -39 175 4.0
~60
酸化プロピレン 0.8 35 -37 449 2.3
~36

・よく試験にでる!主な特殊引火物の性質

品名 液比重 沸点[℃] 引火点[℃] 発火点[℃] 燃焼範囲
[vol%]
水溶性
メタノール 0.8 64 11 464 6.0
~36
エタノール 0.8 78 13 363 3.3
~19
イソプロピル
アルコール
0.79 82 15 399 2.0
~12.7

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合格率アップのポイント!

  • ジエチルエーテルは、日光や空気に触れると爆発性の過酸化物を作る。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 二硫化炭素は、発火点は90℃で、これ以外に100℃以下はない。
    また、水より重く、蒸気は有毒、水没貯蔵する。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • アセトアルデヒドは、加圧状態で、爆発性の過酸化物生成のおそれあり。
    水に溶け、熱、光で分解する。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • アルコール類全般は、沸点は水(100℃)より低い。
    燃焼範囲は、ガソリンより広い。
    引火点は、メタノール 11℃、エタノール 13℃ ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • メタノールの毒性は、エタノールより高い。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)

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