危険物乙4の過去問(消火・性質)「第４類に共通する特性」問.12
第2章 問 12. 第４類に共通する特性
問.12 Ｑ第4類の危険物の性質として、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認
- 蒸気比重は1より大きい。
- 水よりも重いものが多い。下記の解説を確認しよう！
- 水に溶けにくいものが多い。
- 静電気を発生しやすい。
- 常温（20℃）で液状のものが多い。
危険物乙4の過去問(消火・性質)「第４類に共通する特性」問.12の解説
ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60％以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。
合格のポイント
- 第1類 … 酸化性固体
- 第2類 … 可燃性固体
- 第3類 … 自然発火性物質及び禁水性物質
- 第4類 … 引火性液体
- 第5類 … 自己反応性物質
- 第6類 … 酸化性液体
- 消防法上の危険物には気体はない。ここ重要
過去問(消火・性質)「第４類に共通する特性」問.12の解説
- 正解：発生した蒸気は低く遠くに流れる。
- 誤り：ほとんどのものは、水に浮く。
- 正解：ガソリン、灯油、重油等は水と混ざらない。
- 正解：流動等により静電気が発生しやすい。また、水溶性のものを除き、電気の不導体のものが多い。
- 正解：第4類の危険物は、引火性の液体である。液体とは、1気圧において温度20℃で液状であるもの又は温度20℃を超え40℃以下において液状となるものをいう。
Ａ「2」が正解
当設問の解説
第4類の危険物の多くは、比重が1より小さい。すなわち、水に浮くものが多い（水より軽い）ここ重要
- 液比重が1より大きい（水より重い）もの … 二硫化炭素、グリセリン、ニトロベンゼン、エチレングリコール、酢酸 など
- 水に溶けるもの … アルコール類、アセトン、アセトアルデヒド など
- 静電気が発生、蓄積しないもの … アルコール類
- 蒸気比重が1より小さい（空気より軽い）もの … シアン化水素
合格率アップのポイント！
- 第４類の危険物はすべて可燃性
すべて液体
水より軽いものが多い
すべて蒸気は空気より重い
水に溶けないものが多い
電気の不導体が多い
静電気が発生しやすい
二硫化炭素以外の発火点は１００℃以上 ⇒ こう出題されたら、答え（〇） - 二硫化炭素の液比重は水より重い（二硫化炭素以外のものは全て軽い） ⇒ こう出題されたら、答え（〇）
- 第４類の危険物の蒸気（比重）は、すべて１以上で空気よりも重い（空気＝１） ⇒ こう出題されたら、答え（〇）
- 二硫化炭素の発火点は９０℃で、１００℃以下は他にない ⇒ こう出題されたら、答え（〇）
- 動植物油のアマニ油、キリ油等は、自然発火しやすい。それ以外の第４類は、石油製品を含めて自然発火しない。 ⇒ こう出題されたら、答え（〇）
- 無色透明（無色でも） ⇒ こう出題されたら、答え（〇）
- 無色で芳香、果実臭、刺激臭など具体的な臭い（無臭はほとんどなし） ⇒ こう出題されたら、答え（〇）
- 有機溶剤（有機溶媒）に溶ける （※ 有機溶剤＝ベンゼン、アルコール類など） ⇒ こう出題されたら、答え（〇）