第4章 問 14. 事故事例

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問.14 移動タンク貯蔵所から給油取扱所の専用タンクに危険物を注入する際の安全管理に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。 すぐに解答確認

  1. 静電気による災害の発生するおそれのある危険物を注入するときは、接地して出し入れを行うようにする。
  2. 消火器を移動タンク貯蔵所の風上側に配置しておく。
  3. 専用タンクの計量口は、危険物を注入している間、開けておく。下記の解説を確認しよう!
  4. 緊急事態に備えて、危険物を注入しているときは、移動タンク貯蔵所の側で待機しておく。
  5. 危険物を注入する前に、給油取扱所の責任者と注入する危険物の品名と数量を確認してから作業を行う。

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危険物乙4の過去問(消火・性質)「事故事例」問.14の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(消火・性質)「事故事例」問.14の解説

  1. 正解:接地することにより、静電気の発生を防ぎ、火災等の災害を防止する。
  2. 正解:火災等災害発生時、風下に消火器があると、火勢の影響を受けて消火器の使用が困難になるおそれがある。
  3. 誤り:専用タンクの計量口は、計量するとき以外は閉鎖しておく。
  4. 正解:危険物を注入しているときに災害が発生した場合、すぐに対応できるようにタンクから離れないようにする。
  5. 正解:誤って危険物を注入することを避けるため、責任者とよく確認すること。

「3」が正解

当設問の解説

  • このような具体的事例の注意事項の正誤を判断する設問は、各基準が基となるので、危険物の貯蔵及び取扱いの基準を再度よく確認しておくこと。

危険物乙4「事故事例」の勉強方法はこちら 

静電気災害の防止について

1.静電気の発生を少なくする方法

  • 摩擦を少なくする。
  • 接触する二つの物質を選択する。(抑制効果)
  • 導電性材料を使用する。(例えば、カーボンブラックの入ったゴムホースを使用する。)
  • 流速・速度の制限(ゆっくり流す等)
  • 除電材を使用する。(添加剤を使用する。)

2.静電気が蓄積しないようにする方法

  • 接地(アース)をとる。
  • 湿度を高くする。
  • 緩和時間をおいて放出中和させる。(静置する)
  • 帯電防止服、帯電防止靴を着用する。
  • 空気をイオン化する。

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