第4章 問 2. 事故事例

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問.2 次の事故事例を教訓とした今後の対策として、誤っているものはどれか。
「 給油取扱所の固定給油設備から軽油が漏れて地下に浸透したため、地下専用タンクの外面保護材の一部が溶解した。また、周囲の地下水も汚染され、油臭くなった。 」 すぐに解答確認

  1. 給油中は吐出状況を監視し、ノズルから空気(気泡)を吹き出していないかどうか注意すること。
  2. 固定給油設備は定期的に前面カバーを取り外し、ポンプ及び配管に漏れがないか点検する。
  3. 固定給油設備のポンプ周囲及び下部ピット内は、点検を容易にするため、常に清掃しておくこと。
  4. 固定給油設備のポンプ及び配管等の一部に著しく油、ごみ等が付着する場合は、その付近に漏れの疑いがあるので、重点的に点検すること。
  5. 固定給油設備の下部ピットは、漏油しても地下に浸透しないように、内側をアスファルトで被覆しておくこと。下記の解説を確認しよう!

危険物乙4「事故事例」の勉強方法はこちら 

危険物乙4の過去問(消火・性質)「事故事例」問.2の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(消火・性質)「事故事例」問.2の解説

  1. 正解:給油中は吐出状況を監視し、ノズルから空気(気泡)を吹き出していないかどうか注意する。⇒ 気泡があれば、配管、機器等に緩み、損傷等がある。
  2. 正解:危険物の漏洩事故防止のため、固定給油設備は定期的に前面カバーを取り外し、ポンプ及び配管に漏れがないか点検することは大切な作業である。
  3. 正解:固定給油設備のポンプ周囲及び下部ピット内は、点検を容易にするため、常に清掃しておくことは大切な作業である。
  4. 正解:固定給油設備のポンプ及び配管等の一部に著しく油、ごみ等が付着する場合は、その付近に漏れの疑いがあるので、重点的に点検することは大切な作業である。
  5. 誤り:固定給油設備の下部ピットは、石油が浸透しない部材(一般にコンクリート)で被覆しなければならない。アスファルトは軽油と同じ石油製品なので、溶けて効果がない。

「5」が正解

危険物乙4「事故事例」の勉強方法はこちら 

危険物乙4の過去問「危険物の類ごとの性質」

危険物乙4の過去問「第4類に共通する特性」

危険物乙4の過去問「第4類に共通する火災予防」

危険物乙4の過去問「事故事例」

危険物乙4の過去問「第4類に共通する消火の方法」

危険物乙4の過去問「第1石油類(ガソリン・他)」

危険物乙4の過去問「第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)」

危険物乙4の過去問「第3石油類、第4石油類、動植物油類、第4類全般」

危険物乙4の過去問「特殊引火物、アルコール類」

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