危険物乙4の過去問(消火・性質)「第１石油類（ガソリン）」問.2
第6章 問 2. 第１石油類（ガソリン）
問.2 Ｑ自動車ガソリンの一般性状で、次のうち正しいものはどれか。 すぐに解答確認
- 液体の比重は、１以下である。下記の解説を確認しよう！
- 蒸気の比重は（空気＝１）は、２以下である。
- 燃焼範囲はの上限値は、１０vol％以上である。
- 引火点は－３５以上である。
- 発火点は２５０℃以下である。
物理・化学に次いで、性質の苦手な方は多いです。
ガソリンの比重、蒸気比重、引火点など大切な数値は繰り返し本試験で出題されている重要なものです。数値は必ず覚えて合格を目指しましょう！
危険物乙4の過去問(消火・性質)「第１石油類（ガソリン）」問.2の解説
ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60％以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。
過去問(消火・性質)「第１石油類（ガソリン）」問.2の解説
- 正解：液体の比重は、１以下であると出れば、「水は１で１以下は水より軽い」と同じなので、「水より軽いと出題されれば、二硫化炭素は×（重い）、ガソリンは〇（１以下で軽い）」ので、正しい。
- 誤り：ガソリンの蒸気の比重は（空気＝１）は、２以下ではなく、３～４である。
- 誤り：燃焼範囲はの上限値は、１０vol％以上ではなく、７.６vol％（おおよそ８vol％）である。
- 誤り：ガソリンの引火点は－３５以上ではなく、－４０℃以下である。
- 誤り：ガソリンの発火点は２５０℃以下ではなく、約３００℃である。
Ａ「1」が正解
最近の出題傾向は？
- ガソリンの燃焼範囲は、特殊引火物のジエチルエーテル、アセトアルデヒド等やメタノールより広い。⇒ こう出題されたら、答え（×）・特殊引火物やメタノールの燃焼範囲は、ガソリンより相当に広い。
- 過酸化水素や硝酸と混合すると、発火の危険性が低くなる。⇒ こう出題されたら、答え（×）・第６類の過酸化水素や硝酸（酸化性の液体で酸素を放出する）と混合すると、ガソリンに酸素が供給されるので発火の危険性が低くなるのではなく高くなる。
- ガソリンは燃えやすく、沸点まで加熱すると発火する。⇒ こう出題されたら、答え（×）・ガソリンの発火点は約３００℃なので、沸点の４０～２２０℃まで加熱しても発火しない。
合格率アップのポイント！
- ガソリンの引火点は、－４０℃以下である。 ⇒ こう出題されたら、答え（〇）
- ガソリンの発火点は、約３００℃である。 ⇒ こう出題されたら、答え（〇）
- 自然発火しやすいのは、アマニ油、キリ油等の動植物油の乾性油で、それ以外の第４類は、石油製品を含めて自然発火しない。 ⇒ こう出題されたら、答え（〇）
- 燃焼範囲は、おおむね１～８vol％である。 ⇒ こう出題されたら、答え（〇）
- ガソリンは、種々の炭化水素の混合物である。 ⇒ こう出題されたら、答え（〇）
ガソリンをはじめ石油製品は、すべて種々の炭化水素の混合物である。