第7章 問 6. 第2石油類

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問.6 灯油の性質として、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 無色又は淡黄色である。
  2. ガソリンと混ぜても混じり合わないため、やがて分離する。下記の解説を確認しよう!
  3. 引火点は、おおむね40℃~60℃である。
  4. 常温でも霧状にすると、引火する危険性がある。
  5. 布等にしみ込ませると、火がつきやすくなる。

物理・化学に次いで、性質の苦手な方は多いです。
ガソリンの比重、蒸気比重、引火点など大切な数値は繰り返し本試験で出題されている重要なものです。数値は必ず覚えて合格を目指しましょう!

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危険物乙4の過去問(消火・性質)「第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)」問.6の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(消火・性質)「第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)」問.6の解説

  1. 正解:白灯油、茶灯油ともいわれる。
  2. 誤り:石油類とはすべてよく混ざる。
  3. 正解:引火点は常温以上である。
  4. 正解:ボイラーのバーナー燃焼が具体的な例である。
  5. 正解:石油ストーブの燃焼が具体的な例である。

「2」が正解

・よく試験にでる!主な第2石油類の性質

品名 液比重 沸点[℃] 引火点[℃] 発火点[℃] 燃焼範囲
[vol%]
水溶性
灯油 約0.8 145
~270
40以上 220 1.1
~6.0
×
軽油 約0.85 170
~370
45以上 220 1.0
~6.0
×
酢酸 1.05 118 39 463 4.0
~19.9
キシレン 0.88 144 33 463 1.0
~6.0
×

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最近の出題傾向は?

  • 灯油、軽油の発火点は、100℃より低い。⇒ こう出題されたら、答え(×)・灯油、軽油の発火点は、いずれも220℃であり100℃より高い。

合格率アップのポイント!

  • 灯油の引火点は、40℃以上。
    軽油の引火点は、45℃以上。
    酢酸の引火点は、39℃。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第2石油類は水溶性と非水溶性のものがある。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンの引火点は、-40℃以下である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンの発火点は、約300℃である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 自然発火しやすいのは、アマニ油、キリ油等の動植物油の乾性油で、それ以外の第4類は、石油製品を含めて自然発火しない。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 燃焼範囲は、おおむね1~8vol%である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンは、種々の炭化水素の混合物である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
    ガソリンをはじめ石油製品は、すべて種々の炭化水素の混合物である。

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