第6章 問 7. 製造所等の基準

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問.7 既存の屋外貯蔵所において危険物の品名・数量を変更する場合、次のA~Eの事項のうち、設置又は選任が必要なものはいくつあるか。 すぐに解答確認

  • 変更前 ⇒ 重油15,000リットル
  • 変更後 ⇒ 灯油6,000リットル 軽油5,000リットル
  • A. 屋外貯蔵所の周囲の空地(保有空地)の幅を広げる
  • B. 避雷設備を設置する
  • C. 危険物保安監督者を選任する
  • D. 警報設備を設置する
  • E. 危険物施設保安員を定める
  1. 1つ
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  3. 3つ
  4. 4つ
  5. 5つ

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危険物乙4の過去問(法令)「製造所の一般的な構造と基準」問.7の解説

ここ注意 「危険物に関する法令(35問中15問)」合格には、60%以上なので15問中9問以上の正解数が必要です。

過去問(法令)「製造所の一般的な構造と基準」問.7の解説

  1. 誤り
  2. 正しい:(A) (D)の2つ
  3. 誤り
  4. 誤り
  5. 誤り

「2」が正解

・問題文を整理すると…、変更後の指定数量は (6,000 ÷ 1,000=6倍)+(5,000 ÷ 1,000=5倍) = 11倍になる

- 変更前 変更後
品名 第3石油類(重油) 第2石油類(灯油及び軽油)
数量 15,000リットル 灯油6,000リットル 軽油5,000リットル
倍数 7.5倍 11倍

・屋外貯蔵所の指定数量の倍数ごとの空地の幅は以下の通り

- 区分 空地の幅
指定数量
の倍数
10倍以下 3m以上
10を超え20以下 6m以上
20を超え50以下 10m以上
50を超え200以下 20m以上
200を超える 30m以上

・危険物施設保安員の選任を必要とする製造所等は以下の通り

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対象となる
製造所等
取扱う危険物の数量
製造所 指定数量の100倍以上を取扱う施設
一般取扱所
移送取扱所 すべて選任する

・危険物保安監督者は、屋外貯蔵所では、指定数量が30倍以下の危険物を貯蔵する場合は、選任の必要なし

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当設問の解説

  • A. 10倍以下は3m以上の保有空地が必要 (10倍超え20倍以下は6m以上の保有空地が必要)
  • B. 屋外貯蔵所については、避雷設備の設置の義務はない。
  • C. 屋外貯蔵所については、第4類危険物のみを貯蔵する場合は、引火点に関係なく指定数量の倍数が、30倍以下又は30倍超えるかによって危険物保安監督者の選任が必要か否か異なる。
  • D. 指定数量の倍数が10倍以上の製造所等(移動タンク貯蔵所を除く)には警報設備の設置の義務が生じる。
  • E. 屋外貯蔵所については、危険物施設保安員の選任の義務はない。

避雷設備の設置対象施設は、指定数量10倍以上の製造所等のうち、次の施設である。ここ暗記

  • 製造所
  • 屋内貯蔵所
  • 屋外タンク貯蔵所
  • 一般取扱所

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