第1章 問 4. 危険物の類ごとの性質

前の問題  次の問題

問.4 危険物の類ごとの性状として、次のうち正しいものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 第1類の危険物は、すべて酸素を含有し、加熱すると単独でも爆発的に燃焼する。
  2. 第2類の危険物はいずれも無機物の固体で、比重は1より大きく水に溶けない。
  3. 第3類の危険物は、いずれも自然発火性又は禁水性を有するが、ほとんどのものは、両方の危険性を有している。下記の解説を確認しよう!
  4. 第5類の危険物は、いずれも可燃性の固体で、加熱、衝撃、摩擦等により発火し、爆発する。
  5. 第6類の危険物は、いずれも酸化性の固体で、可燃物を酸化する。

危険物乙4「危険物の類ごとの性質」の勉強方法はこちら 

危険物乙4の過去問(消火・性質)「危険物の類ごとの性質」問.4の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(消火・性質)「危険物の類ごとの性質」問.4の解説

  1. 誤り:第1類ではなく第5類の危険物は、すべて酸素を含有し、加熱すると単独でも爆発的に燃焼する。
  2. 誤り:第2類の危険物はいずれも無機物(引火性固体の固形アルコールは有機物である)の固体で、一般に比重は1より大きく水に溶けない。
  3. 正解:第3類の危険物は、いずれも自然発火性又は禁水性を有するが、ほとんどのものは、両方の危険性を有している。
  4. 誤り:第5類の危険物は、いずれも可燃性の固体ではなく自己反応性の固体又は液体で、加熱、衝撃、摩擦等により発火し、爆発する。
  5. 誤り:第6類の危険物は、いずれも酸化性の固体ではなく液体で、可燃物を酸化する。

「3」が正解

危険物乙4「危険物の類ごとの性質」の勉強方法はこちら 

最近の出題傾向とは?

第5類の自己反応性物質は、色々な問題に出題されるので、きっちりと覚えましょう。

  • 第1類の危険物は、引火性又は自然発火性を有しているものが多い。 ⇒ 答え(×)
    第1類は酸化性の固体なので、他の物質を酸化させる(燃焼させる)酸素を多量に含有しているが、自らは燃焼しない。第6類は液体で、同様の作用がある。

合格率アップのポイント!

  • 危険物は常温(20℃)において、液体(ガソリン等)又は固体(硫黄等)であり、気体(プロパン等)はない。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第2類の危険物は、酸化されやすい(燃焼しやすい)可燃性の固体である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第3類の危険物は、自然発火性又は禁水性を有するが、ほとんどのものは両方の危険性を有している。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第5類の危険物は、固体又は液体である。又、外部からの酸素の供給がなくても燃焼するものが多い。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第5類の危険物は、自らは不燃性であるが、酸素を含有しているので、加熱、衝撃等により発火・爆発する。 ⇒ こう出題されたら、答え(×)
    「自らは不燃性である」の説明は、第1類か第6類のもので誤っている。

危険物乙4の過去問「危険物の類ごとの性質」

危険物乙4の過去問「第4類に共通する特性」

危険物乙4の過去問「第4類に共通する火災予防」

危険物乙4の過去問「事故事例」

危険物乙4の過去問「第4類に共通する消火の方法」

危険物乙4の過去問「第1石油類(ガソリン・他)」

危険物乙4の過去問「第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)」

危険物乙4の過去問「第3石油類、第4石油類、動植物油類、第4類全般」

危険物乙4の過去問「特殊引火物、アルコール類」

無料で危険物乙4の資料がもらえます⇒ユーキャンの案内資料のご請求(登録2,3分・営業電話なし)