第4章 問 12. 事故事例

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問.12 ガソリンを貯蔵しているタンクの清掃要領で、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認

  1. タンク内は高圧の水蒸気にて短時間で清掃を行う。下記の解説を確認しよう!
  2. タンクに残っているガソリンを別の容器に移す時は、容器を接地する。
  3. 静電気が生じやすい工具は使用しないようにする。
  4. 高温体の接近を避ける。
  5. 清掃後タンクにガソリンを注入するとき、安全な注油速度で行うこと。

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危険物乙4の過去問(消火・性質)「事故事例」問.12の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(消火・性質)「事故事例」問.12の解説

  1. 誤り:高圧の水蒸気をガソリンに噴射することにより、静電気が発生して電気火花により引火するおそれがある。
  2. 正解:容器を接地することにより、静電気の蓄積を防止する。
  3. 正解:導電性のよいものを使用することにより、静電気の発生を防止する。
  4. 正解:ガソリンの蒸気に温度の高いものを近づけると引火するおそれがある。
  5. 正解:注油速度を遅くすることにより、静電気の発生を少なくする。

「1」が正解

当設問の解説

  • 静電気の発生・蓄積を少なくする方法をもう一度よく確認して下さい。ここ重要

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静電気災害の防止について

1.静電気の発生を少なくする方法

  • 摩擦を少なくする。
  • 接触する二つの物質を選択する。(抑制効果)
  • 導電性材料を使用する。(例えば、カーボンブラックの入ったゴムホースを使用する。)
  • 流速・速度の制限(ゆっくり流す等)
  • 除電材を使用する。(添加剤を使用する。)

2.静電気が蓄積しないようにする方法

  • 接地(アース)をとる。
  • 湿度を高くする。
  • 緩和時間をおいて放出中和させる。(静置する)
  • 帯電防止服、帯電防止靴を着用する。
  • 空気をイオン化する。

危険物乙4の過去問「危険物の類ごとの性質」

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