第4章 問 4. 事故事例

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問.4 油槽所から非水溶性の可燃性液体が河川へ流出した場合の処置について、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 流出した河川へオイルフェンスを張り、回収装置で回収する。
  2. 流出したことを船舶や付近の住民に知らせ、火気を使用しないよう呼びかける。
  3. 流出した河川にオイルフェンスを張り、河川の中央部に集め、揮発するのを待つ。下記の解説を確認しよう!
  4. 油吸収材を使い、繰り返し油吸収を行う。
  5. 流出防止の処理をし、消火活動の準備をする。

危険物乙4「事故事例」の勉強方法はこちら 

危険物乙4の過去問(消火・性質)「事故事例」問.4の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(消火・性質)「事故事例」問.4の解説

  1. 正解:オイルフェンスは、河川や海上に流出した油の拡散防止の目的で使用されるもので、水面上に位置する浮体と、これに不透水性のキャンパスでできたスカートから成っている。
  2. 正解:切迫した事態であれば、船舶や付近の住民に知らせ、火気を使用しないように呼びかける必要がある。
  3. 誤り:揮発するのを待っていては、二次災害が発生する可能性が大きい。
  4. 正解:化学処理剤は二次公害を起こすことが考えられるが、油吸収材は、二次公害を起こさず、回収も容易である。
  5. 正解:選択肢 2 と同様である。

「3」が正解

当設問の解説

  • 法16条の3における所有者等の応急措置義務とは、製造所等において、危険物の流出、火災、爆発等の事故が発生したときに所有者等に対して直ちに応急の措置を講ずべきことを定めたものであるが、ここでいう応急措置とは、当該事故発生時における最善の措置という意味であって、とりあえずの措置という意味にとどまらない。

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