第5章 問 15. 第4類に共通する消火の方法

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問.15 第4類の危険物の火災に適応する消火薬剤に該当しないものは、次のうちどれか。 すぐに解答確認

  1. 二酸化炭素
  2. ハロゲン化物
  3. 棒状の強化液下記の解説を確認しよう!
  4. 消火粉末

危険物乙4「第4類に共通する消火の方法」の勉強方法はこちら 

危険物乙4の過去問(消火・性質)「第4類に共通する消火の方法」問.15の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(消火・性質)「第4類に共通する消火の方法」問.15の解説

  1. 正解:泡消火薬剤は、窒息消火法である。
  2. 正解:二酸化炭素消火薬剤は、窒息消火法である。
  3. 正解:ハロゲン化物消火薬剤は、窒息消火法及び抑制作用がある。
  4. 誤り:棒状の強化液消火薬剤は冷却消火法である。
  5. 正解:粉末消火薬剤は、窒息消火法である。

「4」が正解

第4類に共通する消火方法ここ重要

  • 泡・二酸化炭素・ハロゲン化物・粉末・霧状の強化液消火薬剤で窒息消火する。
  • 火災の拡大危険性が大きいので、早い時期に対応する消火薬剤を使用する。
  • 比重が1以下の水に溶けない危険物の火災に注水すると、危険物が水に浮いて火面を広げるので、水による消火は適当でない。
  • 水に溶ける危険物に対して泡を用いる場合は、泡が消滅しにくい水溶性液体用泡消火薬剤(耐アルコール泡)を使用する。

危険物乙4「第4類に共通する消火の方法」の勉強方法はこちら 

  • 当設問のポイント 第4類の引火性液体(非水溶性の危険物が主体である)の火災に有効な消火剤(消火器)
    1. 霧状の強化液消火剤
    2. 泡消火剤
    3. ハロゲン化物消火剤
    4. 二酸化炭素消火剤
    5. 粉末消火剤

合格率アップのポイント!

  • 空気の供給を遮断するか、又は、燃焼を化学的に抑制して消火するのが基本である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 空気の供給を遮断する例として …
    泡消火剤で燃焼物を覆い窒息消火をする。
    二酸化炭素消火剤で燃焼物を覆い窒息消火をする。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 燃焼を化学的に抑制する例として …
    ハロゲン化物消火剤を燃焼物に放射して、燃焼反応を抑制して消火をする。
    粉末消火剤を燃焼物に放射して、燃焼反応を抑制して消火をする等。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • アルコール類、アセトン等の水溶性液体の消火には、水溶性液体用泡消火剤を使用する。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 一般の泡消火剤が、アルコール類等の水溶性液体の消火に使えない理由は?
    水が主成分の泡が、アセトン等の水溶性液体に溶けて消えるから。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 棒状の強化液消火剤は、第4類の危険物(非水溶性液体、水溶性液体)には使えない。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)

・第4類危険物の消火には、空気の供給を遮断する窒息消火、燃焼を化学的に抑制する抑制作用(負触媒作用)による消火が効果的である。

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