第7章 問 10. 第2石油類

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問.10 灯油、軽油に共通する性質として、次のうち誤っているものはいくつあるか。 すぐに解答確認

  1. (A) 引火点は常温(20℃)以上である。
  2. (B) 発火点は100℃以下である。
  3. (C) 蒸気は空気より重い。
  4. (D) 水に溶けない。
  5. (E) 液体は水より重い。
  1. 1つ
  2. 2つ下記の解説を確認しよう!
  3. 3つ
  4. 4つ
  5. 5つ

物理・化学に次いで、性質の苦手な方は多いです。
ガソリンの比重、蒸気比重、引火点など大切な数値は繰り返し本試験で出題されている重要なものです。数値は必ず覚えて合格を目指しましょう!

危険物乙4「第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)」の勉強方法はこちら 

危険物乙4の過去問(消火・性質)「第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)」問.10の解説

ここ注意 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(消火・性質)「第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)」問.10の解説

  1. 誤り
  2. 正解
  3. 誤り
  4. 誤り
  5. 誤り

「2」が正解

  1. (A) 霧状又は布等にしみ込ませないかぎり、常温では引火しない。
  2. (B) 発火点100℃以下であれば、特殊引火物に該当する。
  3. (C) 第4類危険物の共通する性質である。
  4. (D) 第4類危険物の共通する性質である。
  5. (E) 比重は1より小さい。

・よく試験にでる!主な第2石油類の性質

品名 液比重 沸点[℃] 引火点[℃] 発火点[℃] 燃焼範囲
[vol%]
水溶性
灯油 約0.8 145
~270
40以上 220 1.1
~6.0
×
軽油 約0.85 170
~370
45以上 220 1.0
~6.0
×
酢酸 1.05 118 39 463 4.0
~19.9
キシレン 0.88 144 33 463 1.0
~6.0
×

・ご参考までに … 灯油、軽油等は常温で引火しないが、これは燃えるのに十分な蒸気が発生していないからで、加熱等により温度を引火点以上にすれば燃焼に十分な蒸気が発生するようになり、何らかの火源があれば引火する。

危険物乙4「第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)」の勉強方法はこちら 

最近の出題傾向は?

  • 灯油、軽油の発火点は、100℃より低い。⇒ こう出題されたら、答え(×)・灯油、軽油の発火点は、いずれも220℃であり100℃より高い。

合格率アップのポイント!

  • 灯油の引火点は、40℃以上。
    軽油の引火点は、45℃以上。
    酢酸の引火点は、39℃。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第2石油類は水溶性と非水溶性のものがある。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンの引火点は、-40℃以下である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンの発火点は、約300℃である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 自然発火しやすいのは、アマニ油、キリ油等の動植物油の乾性油で、それ以外の第4類は、石油製品を含めて自然発火しない。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 燃焼範囲は、おおむね1~8vol%である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンは、種々の炭化水素の混合物である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
    ガソリンをはじめ石油製品は、すべて種々の炭化水素の混合物である。

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