第7章 問 10. 設置許可申請等の手続き

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問.10 法令上、完成検査前検査に関する記述として、次のうち正しいものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 完成検査前検査を受けなければならないのは、固体又は液体の危険物を貯蔵し、又は取り扱うタンクを有する製造所等である。
  2. 液体危険物タンクの腐食防止に関する事項の完成検査前検査として、防食検査がある。
  3. 完成検査前検査において、技術上の基準に適合していると認められた事項についても、完成検査を受けなければならない。
  4. 液体危険物タンクの溶接部に関する事項の完成検査前検査として、溶接部検査がある。下記の解説を確認しよう!
  5. 完成検査前検査を受けようとする者は、検査の区分に応じて、規則で定める時期に所轄消防長又は消防署長に申請しなければならない。

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危険物乙4の過去問(法令)「設置許可申請等の手続き」問.10の解説

ここ注意 「危険物に関する法令(35問中15問)」合格には、60%以上なので15問中9問以上の正解数が必要です。

過去問(法令)「設置許可申請等の手続き」問.10の解説

  1. 誤り:完成検査前検査の対象となるのは液体危険物タンクである。固体は対象外。
  2. 誤り:完成検査前検査には、
    (1) 水張検査または水圧検査
    (2) 基礎・地盤検査
    (3) タンク本体の溶接部の検査がある。
    (2) (3) については1,000k㍑以上の液体危険物タンクを設置する屋外タンク貯蔵所が対象となる。
  3. 誤り:完成検査前検査において、技術上の基準に適合していると認められた事項については、完成検査を受ける必要はない。
  4. 正しい:記述通りである。
  5. 誤り:完成検査前検査を受けようとする者は、検査の区分に応じた工事の工程ごとに市町村長等に申請を行い、市町村長等が行う検査を受けなければならない。

「4」が正解

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市町村長等に届出が必要な事項

  • 1. 危険物保安監督者の選任・解任 ……… 遅滞なく届け出る。
  • 2. 製造所等の用途廃止 ……… 遅滞なく届け出る。
  • 3. 製造所等の譲渡又は引渡し ……… 遅滞なく届け出る。
  • 4. 危険物の品名・数量又は指定数量の倍数変更(製造所等の位置、構造、設備の変更を要しないもの)は、あらかじめ10日前までに(事前に)届け出るように定められている。

・各種申請手続きは以下の通り

申請内容 申請手続き 申請先
ここ重要
製造所等の設置または
製造所等の位置、構造、設備の変更
(ガソリンスタンド等を新しく造る、又は洗車機を新しい機種に換える等)
許可 市町村長等
ここ重要
仮貯蔵
仮取扱い
承認 消防長または消防署長
ここ重要
仮使用
承認 市町村長等
完成検査前検査 検査 市町村長等
完成検査 検査 市町村長等
保安検査 検査 市町村長等
ここ重要
予防規定の作成・変更
認可 市町村長等

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危険物乙4の過去問「製造所等の一般的な構造と基準」

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危険物乙4の過去問「法令違反に対する措置」

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