第3章 問 6. 消火の基礎知識

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問.6 消火の方法とその主な消火効果の組み合わせとして、次のうち正しいものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 油火災に泡消火器を使用した。…………… 負触媒効果
  2. ガスの栓を閉める。………………………… 窒息効果
  3. アルコールランプのふたをする。………… 除去効果
  4. 水をかけて消す。…………………………… 窒息効果
  5. ローソクの火を吹いて消す。……………… 除去効果下記の解説を確認しよう!

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危険物乙4の過去問(物理・化学)「消火の基礎知識」問.6の解説

ここ注意 「基礎的な物理学及び基礎的な化学(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(物理・化学)「消火の基礎知識」問.6の解説

  1. 誤り:泡により可燃物を覆い、酸素の供給を遮断する。
  2. 誤り:可燃物(ガス)の供給を遮断する。
  3. 誤り:ふたにより空気(酸素)の供給を遮断する。
  4. 誤り:水により燃焼物の温度を下げる。
  5. 正解:ロウの蒸気が吹き飛ばされ、可燃物が除去される。

「5」が正解

消火とは、燃焼の三要素のうちのいずれかの1つ(あるいはその複数)を取り除くことである。ここ重要

ご参考まで … ローソクは、固体のロウが融解し、液体のロウになり、それが気化して気体のロウになる。この気体のロウが燃える(蒸発燃焼)。ローソクの火を吹くと、この気体のロウが除去され、つまり可燃物が除去されるため消火される。

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消火の三要素

燃焼の三要素には、1.可燃物、2.酸素供給体、3.点火源があり、この3つが揃ってはじめて燃焼がはじまります。3つの要素のどれかを取り除くのが、消火の基本となります。

1. 可燃物を取り除く除去効果

2. 酸素供給体を取り除く窒息効果

3. 点火源を取り除く冷却効果

これを「消火の3要素」といいます。なお、この3つに「負触媒効果」を入れて、消火の4要素ということもあります。ここ重要

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