危険物乙4の過去問(物理・化学)「静電気」問.1
第4章 問 1. 静電気
問.1 Ｑ静電気について、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認
- 電気の不導体を摩擦すると、静電気が発生する。
- 静電気が蓄積すると、放電火花を生じることがある。
- 静電気による火災には、燃焼物に適応した消火方法をとる。
- 一般に液体や粉体が流動するときは、静電気が発生しやすい。
- 物質に静電気が蓄積すると発熱し、その物質は蒸発しやすくなる。下記の解説を確認しよう！
危険物乙4の過去問(物理・化学)「静電気」問.1の解説
ここ注意 「基礎的な物理学及び基礎的な化学(35問中10問)」合格には、60％以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。
過去問(物理・化学)「静電気」問.1の解説
- 正解：電気の不導体を摩擦すると、静電気が発生する。
- 正解：静電気が蓄積すると、放電火花が生じ、これが点火源になることがある。
- 正解：静電気の火花放電が原因でガソリンが燃えた場合は、電気火災用ではなく油火災用の消火器を使う。
- 正解：一般に液体や粉体が流動すると、流動摩擦等により静電気が発生しやすい。
- 誤り：静電気が蓄積した毛糸のセーターが、発熱や蒸発したりすることはない。
Ａ「5」が正解
合格率アップのポイント！
- 流速が速い ⇒ 静電気が発生する。
- 流れが乱れる ⇒ 静電気が発生する。
- 電気伝導性が大 ⇒ 静電気が発生しない。
- ガソリン等（非水溶性） ⇒ 静電気が発生する。
- 湿度が低い（乾燥した冬季） ⇒ 静電気が発生する。
- 流体、粉体を攪拌する ⇒ 静電気が発生する。
- 電気絶縁性が大 ⇒ 静電気が発生する。
- アルコール等（水溶性） ⇒ 静電気が発生しない。
静電気の解説
- 静電気が蓄積しても分解や電気分解作用は起こらない。また、発熱や蒸発したりしない。ガソリン等の危険物が直射日光に長時間さらされたとしても、静電気は発生しない。
- 電気の不導体（不良導体）や絶縁体（＝電気が流れないもの）を摩擦すると、その物体に静電気が発生し蓄積（帯電）する。
静電気が蓄積すると火花放電を起こし点火源となる。