第7章 問 9. 金属・イオン化傾向・腐食、有機化合物
問.9 Q化学変化に伴う反応熱の説明として、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認
ここ注意 「基礎的な物理学及び基礎的な化学(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。
A「4」が正解
・化学変化が起こる場合、一般に熱の発生又は吸収を伴う。
この熱を反応熱といい、熱の発生を伴う反応を発熱反応、熱の吸収を伴う反応を吸熱反応という。ここ重要
当設問の解説
物質が化合や分解といった化学変化を起こすときは、たいていの場合、熱の発生や吸収が起こります。このときの熱量を「反応熱」といいます。
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・官能基と有機化合物の分類
官能基の種類 | 化合物の一般名 | 有機化合物の例 |
---|---|---|
ヒドロキシル基 -OH (水酸基)-OH |
アルコール フェノール類 |
エタノール フェノール |
アルデヒド基 -CHO | アルデヒド | アセトアルデヒド |
カルボニル基 >CO | ケトン | アセトン |
カルボキシル基 -COOH | カルボン酸 | 酢酸 |
ニトロ基 -NO2 | ニトロ化合物 | ニトロベンゼン |
アミノ基 -NH2 | アミン | アリニン |
スルホン基 -SO2H | スルホン酸 | ベンゼンスルホン酸 |
エーテル結合 -O- | エーテル | ジエチルエーテル |
・官能基の中でも、アルデヒド基、カルボキシル基は要確認事項です。上記の赤字部分は覚えておいて下さい。
有機化合物と無機化合物
「有機化合物」は、以前は動植物を構成している化合物のことを指していました。しかし、現在では、単に炭素を主体とした化合物を総称して、有機化合物と呼んでいます。
有機化合物に対して、炭素を含まない化合物は「無機化合物」と呼ばれます。ただし例外として、一酸化炭素や二酸化炭素、炭酸ナトリウムは、炭素を含んでいても無機化合物に分類されるので注意が必要です。
有機化合物の例
有機化合物の性質
有機化合物には非常にたくさんの種類がありますが、一般に次のような性質があります。
・成分元素である炭素と水素からなる有機化合物の完全燃焼により、二酸化炭素と水が発生する。
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