第7章 問 8. 金属・イオン化傾向・腐食、有機化合物

前の問題  次の問題

問.8 次の物質のうち、カルボキシル基を含むものはどれか。 すぐに解答確認

  1. アセトン
  2. ジエチルエーテル
  3. メタノール
  4. 酢酸下記の解説を確認しよう!
  5. トルエン

危険物乙4「金属・イオン化傾向・腐食、有機化合物」の勉強方法はこちら 

危険物乙4の過去問(物理・化学)「金属・イオン化傾向・腐食、有機化合物」問.8の解説

ここ注意 「基礎的な物理学及び基礎的な化学(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(物理・化学)「金属・イオン化傾向・腐食、有機化合物」問.8の解説

  1. 誤り
  2. 誤り
  3. 誤り
  4. 正解
  5. 誤り

「4」が正解

有機化合物の特性は、その分子に存在する特定の原子団によって決まる。
例えば、分子中にカルボキシル基をもつ化合物は、弱酸性を示すなどの共通した性質をもっている。このように、特有の性質を示す原子団を官能基という。ここ重要

危険物乙4「金属・イオン化傾向・腐食、有機化合物」の勉強方法はこちら 

・官能基と有機化合物の分類

官能基の種類 化合物の一般名 有機化合物の例
ヒドロキシル基 -OH
(水酸基)-OH
アルコール
フェノール類
エタノール
フェノール
アルデヒド基 -CHO アルデヒド アセトアルデヒド
カルボニル基 >CO ケトン アセトン
カルボキシル基 -COOH カルボン酸 酢酸
ニトロ基 -NO2 ニトロ化合物 ニトロベンゼン
アミノ基 -NH2 アミン アリニン
スルホン基 -SO2H スルホン酸 ベンゼンスルホン酸
エーテル結合 -O- エーテル ジエチルエーテル

・官能基の中でも、アルデヒド基、カルボキシル基は要確認事項です。上記の赤字部分は覚えておいて下さい

有機化合物と無機化合物

有機化合物」は、以前は動植物を構成している化合物のことを指していました。しかし、現在では、単に炭素を主体とした化合物を総称して、有機化合物と呼んでいます。

有機化合物に対して、炭素を含まない化合物は「無機化合物」と呼ばれます。ただし例外として、一酸化炭素や二酸化炭素、炭酸ナトリウムは、炭素を含んでいても無機化合物に分類されるので注意が必要です。

有機化合物の例

  • メタン
  • ベンゼン
  • アセトン
  • エチルアルコール
  • ニトロベンゼン
  • ジエチルエーテル
  • エタン
  • 酢酸
  • メチルアルコール
  • アニリン
  • グリセリン
  • アセトアルデヒド

有機化合物の性質

有機化合物には非常にたくさんの種類がありますが、一般に次のような性質があります。

  • 炭素以外に、水素、酸素、窒素などから構成されている。特に炭素と水素からなるものは「炭化水素」という
  • 一般に可燃性で、空気中で燃えて二酸化炭素と水を生じる
  • 水には溶けにくいものが多いが、アルコールなどの有機溶媒にはよく溶ける
  • 融点が低く、熱には弱い
  • 電気を伝えない。また非電解質のものが多い
  • 一般に無機化合物はイオン結合が多いが、有機化合物は共有結合が多い。
  • 結合のしかたにより、「鎖式(さしき)化合物」と「環式(かんしき)化合物」に分類できる。

・成分元素である炭素と水素からなる有機化合物の完全燃焼により、二酸化炭素と水が発生する。

危険物乙4の過去問「燃焼の基礎知識」

危険物乙4の過去問「引火点・燃焼範囲・発火点・物質の危険性」

危険物乙4の過去問「消火の基礎知識」

危険物乙4の過去問「静電気」

危険物乙4の過去問「物質の三態」

危険物乙4の過去問「物理変化・化学変化」

危険物乙4の過去問「金属・イオン化傾向・腐食、有機化合物」

危険物乙4の過去問「酸・塩基、酸化と還元、酸化剤・還元剤」

危険物乙4の過去問「比熱・熱とその特性、熱の移動・熱伝導率・熱膨張」

無料で危険物乙4の資料がもらえます⇒ユーキャンの案内資料のご請求(登録2,3分・営業電話なし)