第1章 問 12. 燃焼の基礎知識

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問.12 可燃性液体の燃焼の仕方として、次のうち正しいものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 液体が熱によって分解し、その際に発生する可燃性ガスが燃焼する。
  2. 液体の表面から発生する蒸気が空気と混合して燃焼する。下記の解説を確認しよう!
  3. 可燃性液体そのものが燃焼する。
  4. 可燃性液体は、発火点以上にならないと燃焼しない。
  5. 可燃性液体は、酸素がなくても燃焼する。

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危険物乙4「燃焼の仕方、燃焼の難易」の勉強方法はこちら 

危険物乙4の過去問(物理・化学)「燃焼の基礎知識」問.12の解説

ここ注意 「基礎的な物理学及び基礎的な化学(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(物理・化学)「燃焼の基礎知識」問.12の解説

  1. 誤り:固体の分解燃焼の説明である。
  2. 正解:液体の燃焼は蒸発燃焼である。
  3. 誤り:液体自体は燃焼するのではなく、液体から蒸発した蒸気が着火し燃焼する。
  4. 誤り:液体は蒸発燃焼であり、引火点に達すると引火するのに必要な蒸気を液表面に蒸発させる。
  5. 誤り:燃焼には、酸素供給体が必要不可欠である。

「2」が正解

当設問の解説

  • 液体の燃焼は、蒸発燃焼であり、液体自体は燃焼せず、液体から蒸発した蒸気が着火し燃焼する。蒸気は温度が高いほど発生しやすい。
  • ガソリン・灯油をはじめ、危険物第4類に属する液体の燃焼はすべて蒸発燃焼である。ここ重要

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燃焼の種類 燃焼の仕組み
ここ暗記
代表的な品名
ここ暗記
表面燃焼 表面で熱分解や蒸発を起こさずに、高温を保ち酸素と反応して燃焼する仕組み 木炭、コークス
分解燃焼 可燃物が加熱することで分解し、発生する可燃性ガスが燃焼する仕組み 石炭、紙、木材、繊維、プラスチック
蒸発燃焼 固体を熱したときに、熱分解を起こさず、そのままで蒸気が燃焼する仕組み ナフタリン、硫黄、アセトン、アセトアルデヒド、ガソリン、重油
自己燃焼
(内部燃焼)
可燃物自体が酸素を含んでおり、自己反応によって燃焼する仕組み セルロイド(第5類危険物)、ニトロセルロース

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