第4章 問 13. 静電気

前の問題  物理・化学一覧  次の問題

問.13 「自動車の燃料タンクからガソリンを抜くとき、静電気のスパークでガソリンに引火し、火傷を負った。」静電気の発生を予防する方法として、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 空気中の湿度を高くする。
  2. アースをつける。
  3. 空気をイオン化する。
  4. 自動車の燃料タンクを加圧して速く抜く。下記の解説を確認しよう!
  5. 結合金具を取り付けて導電性をよくする。

危険物乙4「静電気」の勉強方法はこちら 

危険物乙4の過去問(物理・化学)「静電気」問.13の解説

ここ注意 「基礎的な物理学及び基礎的な化学(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(物理・化学)「静電気」問.13の解説

  1. 正解:空気中の水分を伝わって静電気が分散する。
  2. 正解:静電気を地中に導く。
  3. 正解:空気を絶縁体(電気を伝えない)から導体(電気を伝える)にして、静電気の蓄積を防ぐ。
  4. 誤り:加圧すると流れがより速くなり、静電気が発生しやすくなる。ここ重要
  5. 正解:静電気の蓄積を防止する。

「4」が正解

当設問の解説

  • ガソリンは静電気を発生しやすいので、移動貯蔵タンクに注入するときは、流速を1m/sec以下とすることに定められている。(規則第40条の7第1号) ここ重要
  • 静電気災害の防止として、静電気の発生又は蓄積を少なくする。

危険物乙4「静電気」の勉強方法はこちら 

静電気について

  • 静電気は、一般に不良導体(電気を伝えにくい物質)ほど発生しやすくなりますが、電気の逃げ道がなければ良導体でも発生します。
  • 特に第4類危険物の石油類は、流動や動揺で静電気が発生しやすい性質があります。また人体にも帯電します。静電気が発生しただけでは火災にはなりませんが、帯電した静電気が何かのきっかけで放電されると、電気火花(スパーク)が発生し、引火や爆発につながる危険があります。ここ重要

合格率アップのポイント!

  • 流速が速い ⇒ 静電気が発生する。
  • 流れが乱れる ⇒ 静電気が発生する。
  • 電気伝導性が大 ⇒ 静電気が発生しない。
  • ガソリン等(非水溶性) ⇒ 静電気が発生する。
  • 湿度が低い(乾燥した冬季) ⇒ 静電気が発生する。
  • 流体、粉体を攪拌する ⇒ 静電気が発生する。
  • 電気絶縁性が大 ⇒ 静電気が発生する。
  • アルコール等(水溶性) ⇒ 静電気が発生しない。

静電気の解説

  • 静電気が蓄積しても分解や電気分解作用は起こらない。また、発熱や蒸発したりしない。ガソリン等の危険物が直射日光に長時間さらされたとしても、静電気は発生しない。
  • 電気の不導体(不良導体)や絶縁体(=電気が流れないもの)を摩擦すると、その物体に静電気が発生し蓄積(帯電)する。
    静電気が蓄積すると火花放電を起こし点火源となる。

危険物乙4の過去問「燃焼の基礎知識」

危険物乙4の過去問「引火点・燃焼範囲・発火点・物質の危険性」

危険物乙4の過去問「消火の基礎知識」

危険物乙4の過去問「静電気」

危険物乙4の過去問「物質の三態」

危険物乙4の過去問「物理変化・化学変化」

危険物乙4の過去問「金属・イオン化傾向・腐食、有機化合物」

危険物乙4の過去問「酸・塩基、酸化と還元、酸化剤・還元剤」

危険物乙4の過去問「比熱・熱とその特性、熱の移動・熱伝導率・熱膨張」