第5章 問 2. 物質の三態

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問.2 沸点と蒸気圧について、次のうち正しいものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 純物質に不揮発性物質を溶かすと、蒸気圧は純物質より高くなる。
  2. 液体の温度が高くなると、蒸気圧は低くなる。
  3. 気圧が低くなると、液体の沸点は高くなる。
  4. 液体の飽和蒸気圧が外気の圧力に等しくなる温度が沸点である。下記の解説を確認しよう!
  5. 純物質と純物質に不揮発性物質を溶かした溶液の蒸気圧の差は、溶質の分子、イオンの質量モル濃度に反比例する。

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危険物乙4の過去問(物理・化学)「物質の三態」問.2の解説

ここ注意 「基礎的な物理学及び基礎的な化学(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(物理・化学)「物質の三態」問.2の解説

  1. 誤り:純物質に不揮発性物質(揮発しないので蒸気圧は低い)を溶かすと、蒸気圧は純物質より高くなるのではなく、低くなる。
  2. 誤り:液体の温度が高くなると、蒸気が活発になるので蒸気圧は高くなる。
  3. 誤り:富士山の山頂のように気圧が低いと、水の沸騰する温度は100℃より低くなる。⇒ (気圧が低いときは、沸騰する温度も低い。高いときは、高いと覚える。)
  4. 正解:液体の飽和蒸気圧が外気の圧力に等しくなる温度が沸点である。⇒ 沸点の定義
  5. 誤り:純物質と純物質に不揮発性物質を溶かした溶液の蒸気圧の差は、溶質の分子、イオンの質量モル濃度に反比例する。

「4」が正解

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合格率アップのポイント!

・物質は、条件(温度や圧力)によって固体、液体、気体に変化する。これを、物質の三態という。

  • 水の密度(比重)は4℃で最大、100℃で沸騰する。 ⇒ こう出題されたら、正解
  • 比重が同じであれば、同一体積の質量(重さ)は同じである。 ⇒ こう出題されたら、正解
  • 沸騰とは、液体の飽和蒸気圧が外圧に等しくなる液温。 ⇒ こう出題されたら、正解
  • 沸点は加圧すると高くなり、減圧すると低くなる。 ⇒ こう出題されたら、正解
  1. 気体が液体になることを液化又は凝縮という。
  2. 固体の氷は、熱を吸収して水になる。
  3. 気体の水蒸気は、熱を放出して水になる。

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