第6章 問 8. 物理変化・化学変化

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問.8 化合物及び混合物に関する記述として、次のうち誤っているものはどれか。 すぐに解答確認

  1. 水は酸素と水素の化合物である。
  2. ガソリンは炭化水素の化合物である。下記の解説を確認しよう!
  3. メタノールはアルコール基を有する化合物である。
  4. 食塩水は水と食塩の混合物である。
  5. 重油は炭化水素の混合物である。

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危険物乙4の過去問(物理・化学)「物理変化・化学変化」問.8の解説

ここ注意 「基礎的な物理学及び基礎的な化学(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(物理・化学)「物理変化・化学変化」問.8の解説

  1. 正解:酸素と水素が反応して水ができる。
  2. 誤り:沸点が約40℃~200℃の範囲にある多数の液状炭化水素が混じり合っている。
  3. 正解:アルコール基を有する物質がアルコール類である。
  4. 正解:食塩が水に溶けている状態である。
  5. 正解:沸点が300℃を超える多数の液状炭化水素が混じり合っている。

「2」が正解

当設問の解説

  • 単体 … 分解も合成もできないただ1種類の元素からできている物質
  • 化合物 … 化学的方法によって2種類以上の物質に分解でき、また化合によって合成できる物質
  • 混合物 … 物理的(機械的)方法で2種類以上に分けられる物質

・ガソリン、灯油、軽油、重油等石油類は液状炭化水素の混合物である。
(炭化水素とは、炭素と水素の原子がいろいろな割合で結びついた化合物である)

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物質の種類について

  • 物質を構成元素によって分類すると、純物質と混合物に大きく分けることができます。また、純物質は単体と化合物に分かれます。
  • 1種類の元素だけでできた物質: 例)酸素、鉄、金など
  • 2種類以上の元素が化学的に結合してできた物質: 例)水、二酸化炭素、硫酸、アルコールなど
  • 単体や化合物がさまざまな割合で混じり合った物質: 例)空気、土、海水、ガソリン、灯油、重油など

同素体と異性体について

  • 構成元素が同じで、原子の結合の仕方が違うために化学的物質が異なる単体の物質を「同素体」といいます。また、分子式は同じで、化学構造が違うために化学的性質が異なる化合物を「異性体」といいます。

合格率アップのポイント!

1.物理変化

※ 形や大きさが変化するだけで、本質は変化しない。(元に戻りやすい変化)

  • 1. 物質の三態の変化 ⇒ 氷が融けて水になる。ドライアイスが昇華する。
  • 2. 原油を蒸留してガソリンや灯油、軽油を造る。
  • 3. ガソリンが流動して静電気が発生した。
  • 4. ニクロム線に電気を通じると赤熱する。
  • 5. 弾性限界までバネが伸びきった。

2.化学変化

※ 性質の異なる全く別な物質になること。(元に戻りにくい変化)

  • 1. 木炭が燃焼して二酸化炭素ができた(化合、酸化、燃焼)
  • 2. ガソリンやアルコール等が燃焼して、二酸化炭素と水蒸気(水)が発生した(化合、酸化、燃焼)
  • 3. 鉄が空気中で錆びて、ぼろぼろになる(化合、酸化)
  • 4. 酸化第二銅を水素気流中で熱すると、金属銅が得られる(還元)
  • 5. 乾性油が空気中で徐々に硬化した(化合、酸化)
  • 6. 塩酸と亜鉛を接触させたら水素が発生した(化合)

3.混合物と同素体

  • 混合物:空気、食塩水、海水、ガソリン及び灯油等の石油製品 ⇒ こう出題されたら、正解
  • 同素体:酸素とオゾン、黄りんと赤りん、黒鉛とダイヤモンド、単斜硫黄と斜方硫黄 ⇒ こう出題されたら、正解

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