第8章 問 7. 酸・塩基、酸化と還元、酸化剤・還元剤

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問.7 アルカリ性を示し、かつ中性にもっとも近いph値(水素イオン指数)として、次のうち正しいものはどれか。 すぐに解答確認

  1. ph 4.8
  2. ph 6.0
  3. ph 7.6下記の解説を確認しよう!
  4. ph 10.2
  5. ph 13.0

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危険物乙4の過去問(物理・化学)「酸・塩基、酸化と還元、酸化剤・還元剤」問.7の解説

ここ注意 「基礎的な物理学及び基礎的な化学(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

合格のポイント

  1. 水に溶かすと水素イオンを出すものを酸、水酸化物イオンを出すものを塩基といいます。
  2. 酸と塩基を混ぜると、中和反応により水と塩(えん)ができます。
  3. pH0~7未満を酸性、pH7を中性、pH7超~14をアルカリ性といいます。
  4. 物質が酸素と化合すること(または、水素を失うこと)を酸化といいます。
  5. 物質が酸素を失うこと(または、水素と化合すること)を還元といいます。
  6. 酸化と還元は同時に起こります。

過去問(物理・化学)「酸・塩基、酸化と還元、酸化剤・還元剤」問.7の解説

  1. 誤り
  2. 誤り
  3. 正解:中性は、ph 7 である。
  4. 誤り
  5. 誤り

「3」が正解

当設問の解説

酸は水溶液中で水素イオンH+ を、塩基は水溶液中で水酸化物イオンOH- を発生する。

  • 酸 … 青色リトマス試験紙を赤に変える。
  • 塩基 … 赤色リトマス試験紙を青に変える。

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合格率アップのポイント!

  • 酸の性質:青色リトマス紙を赤変させる。 ⇒ こう出題されたら、正解
  • 酸化とは:物質が酸素と化合すること。 ⇒ こう出題されたら、正解
  • 酸化とは:水素化合物が水素を失うこと。 ⇒ こう出題されたら、正解
  • 酸化反応:燃える・錆びるは、すべて酸化反応である。 ⇒ こう出題されたら、正解
  • 還元:酸化物が酸素を失うこと。 ⇒ こう出題されたら、正解
  • 還元:物質が水素と化合すること。 ⇒ こう出題されたら、正解
  • 還元反応:二酸化炭素 ⇒ 一酸化炭素。 ⇒ こう出題されたら、正解
  • 酸化と還元の同時性:酸素と還元は必ず同時に起こる。 ⇒ こう出題されたら、正解

酸について

水に溶けたとき、水素イオン (H) を出す物質を「」といいます。

1.酸の性質

  • 水に溶けて水素イオン(H)を出す。
  • 青色リトマス試験紙が赤くなる(酸性反応)
  • 酸っぱい味がする。
  • 亜鉛や鉄などの金属と反応し、水素を発生する。

塩基について

水に溶けたとき、水酸化物イオン (OH) を出す物質を「塩基」または「アルカリ」といいます。

2.塩基の性質

  • 水に溶けて水酸化物イオン(OH)を出す。
  • 赤色リトマス試験紙が青くなる(アルカリ性反応)
  • 苦味があり、さわるとヌルヌルする。

中和と塩

酸の水溶液と塩基の水溶液を混ぜると、水素イオンと水酸化物イオンが結合して、両方の性質が失われます。これを「中和」といいます。

また、酸と塩基を中和してできる物質を「」といいます。一般に、中和では必ず水と塩ができます。

pH(ピーエッチ)

水溶液の酸性やアルカリ性の度合いは、水溶液中の水素イオンの量ではかることができます。

これを数値で表したものを「水素イオン指数」、または「pH(ピーエッチ)」といいます。

pH(ピーエッチ)の値

pHの値は0~14まであり、pH0~7未満が酸性、pH7超~14がアルカリ性です。pH7ちょうどは酸性でもアルカリ性でもなく、中性になります。

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