第1章 問 18. 燃焼の基礎知識

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問.18 粉じん爆発に関する記述のうち、誤っているものは次のうちどれか。 すぐに解答確認

  1. 可燃性物質が粉体となって空気中に浮遊すると、何らかの火源によって爆発する危険性がある。
  2. 開放空間では、粉じん爆発は起こりにくい。
  3. 粉じんと空気が適度に混合しているときに粉じん爆発は起こる。
  4. 粉じんの粒子が大きいときは、浮遊しにくいので、粉じん爆発を起こしにくい。
  5. 有機化合物が粉じん爆発したとき、燃焼が完全なので一酸化炭素が発生することはない。下記の解説を確認しよう!

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危険物乙4の過去問(物理・化学)「燃焼の基礎知識」問.18の解説

ここ注意 「基礎的な物理学及び基礎的な化学(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

過去問(物理・化学)「燃焼の基礎知識」問.18の解説

  1. 正解:記述通りである。
  2. 正解:屋外など開放されている空間に粉体が浮遊すると、風や空気の流れで飛散しやすく爆発する可能性は低くなる。
  3. 正解:粉じん爆発の場合も可燃性蒸気の爆発と同じように、その濃度に燃焼範囲(爆発範囲)がある。
  4. 正解:粒子が大きくなるほどその物体が重くなるため、空気中では浮遊しにくく、空気中で爆発燃焼する可能性は低くなる。
  5. 誤り:有機化合物は粉じん爆発する場合であっても、酸素の供給が十分でなければ不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生する。

「5」が正解

当設問の解説

一般に爆発とは、急激なエネルギーの解放による圧力上昇とそれに起因する爆発音を伴う現象をいうが、熱と光の発生を伴う酸化反応を起こすため燃焼現象であり、酸素の供給が十分であれば完全燃焼し、酸素の供給が不十分であれば不完全燃焼する。ここ重要

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