未経験でビルメンへ転職した実体験「企業が未経験者に求めるものとは?」
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ビルメンの年収はどれぐらい? やっぱりみんな低いの? どうやったら年収は増えるのか教えて~。
36歳(未経験)から系列系のビルメン(正社員)に転職し、早いもので8年が過ぎました。
私の現在の年収は「400万円」を少し超えるぐらい。「ビルメンなら良いほうだねー」、とよく言われます。笑
事実、他のビルメン会社に行った職業訓練校の仲間の年収は350万円ぐらいが一番多いです。
そこで本日は、私の給料(2022年4月)を公開!いろいろな参考にしてください。笑
いかがでしょうか。これが私のリアルな給料です。
私は、ビルメンで400万円も貰えるなんて思ってもみなかったので、これでもそこそこ満足してます。笑
でも、もっと給料を多く貰えるならもらいたい。
そして年収を今より増やしたい!
社会人ならそう思うのは当たり前ではないでしょうか? でもどうすればいいのか…。
結論からいうと、ビルメンが年収を増やすためには、以下の3つの条件が必要。
その他として、ビルメンにはさまざまな「手当」があります。その手当を多く貰うこと。
そこで、「ビルメンの平均年収」「上記の年収を増やす3つの条件」また「ビルメンの手当」のことなどをさらに深く解説します。よろしくお願いします。
結論からいうと、ビルメンで年収500万円は可能です。しかし3つの条件をクリアする必要があります。
その条件とは「1. 上位資格の取得」
「2. 選任手当を貰う」
そして「3. 資格をより多く取得する」の3つです。
私が現在所属している現場のビルメンで年収500万円を超えてるのは、責任者を除けばおそらく設備員で1人しかいません。
おそらく会社全体(他現場のビルメン)でもそんなに多くはいません。
では何故その人は年収500万円を超えているのか? 答えは簡単です。上位資格を取得し選任手当(毎月2~3万円)を貰ってるからです。
とにかくビルメンは資格手当などの手当全般で稼ぐしかありません。
もし、少しでもビルメンの「年収」などに興味があれば読んでみて下さい。
年代別の平均年収はこちらです。
年代 2021年 平均年収 全体 男性 女性 20代 345 369 319 30代 442 481 375 40代 507 567 401 50代以上 622 671 428
年代別の平均年収は
このような結果になりました。また、「東京都・男性」だけに限定すると平均年収はさらに上がるでしょう。
では、気になるビルメンの年収はどうなのか?
ハッキリ言いますが、ビルメンの平均年収は「300万円台」とかなりお安いです!
系列系ビルメンでも、良くて400万円を超える程度。私のビルメン仲間も350万円台が一般的。
年代別平均年収と比較すると、20代男性の平均年収(369万円)とほぼ同レベルですね。
このように30代・40代・50代以上の「年代別平均年収」と「ビルメンの平均年収」を比較するとかなりの差があるのは事実です。
結果、ビルメン業界は、あまり世間に認知されていない上に、給料が平均水準より低い業界には人が集まりにくい状況となるのです。
事実、転職サイトに求人を載せても人が集まらないことも多々あるそうです。(人事談)
そんなビルメンの年収事情ですが、本当に年収を上げる手立ては何もないのでしょうか?
あなたはビルメンに、さまざまな「手当」があることを知っていますか?
ビルメンは手当全般で稼ぐしかありません!
会社は基本給を上げてはくれません。また日本の平均年収の水準は今後も上がることはないでしょう。
これは、あくまで私の会社にある手当ですが、以上のようなものがあります。
※ 宿直は、泊まり勤務がある現場限定にはなりますが、月平均4~8回ぐらいが一般的でしょうか。これは所属現場によるので確認しましょう。
ビルメンは、これらの「手当」をいかに多く貰うかで、年収の額は大きく変わります。事実、設備員でも年収が100万円ぐらい違う人も中にはいます。ビルメンで年収500万貰ってる人の特徴は?保有資格や選任手当は?
資格手当は超重要!また、この中で自分の努力のみで貰える額を増やせるのは「資格手当」です。基本給は安くても、コツコツと努力し、たくさん資格を取得すれば結構まとまった金額が貰えます。そして、上位資格を取得し「選任手当(名義料)」をもらいましょう。
とにかくビルメンは、「実務経験(技術)」と「資格(上位資格)」が物をいう世界です。
この2点があれば、何らかの選任になり選任手当(名義料)が支給され、年収も増えます。あなたのやる気次第で、現状は大きく変えることができます。ここ重要
私の会社の主な「資格手当(月額)」は以下の通りです。
資格名称 | 月額 |
---|---|
第3種電気主任技術者 人気の上位資格 | 8,000円 |
ビル管理士 (建築物環境衛生管理技術者)人気の上位資格 |
8,000円 |
第1種電気工事士 | 5,000円 |
第2種電気工事士 転職に人気 | 2,500円 |
ボイラー技士2級 | 2,000円 |
危険物取扱者 | 乙種:1,500円 甲種:4,000円 |
冷凍機械責任者 | 第3種:2,000円 第2種:4,000円 第1種:8,000円 |
消防設備士 | 乙種:1,500円 甲種:2,500円 |
消防設備士点検資格者 | 1,000円 |
衛生管理者 | 第2種:2,000円 第1種:3,000円 |
私の会社の主な選任手当(名義料)の月額は以下の通りです。
「名義の名称」と「その条件」 | 選任手当 (名義料) |
---|---|
電気主任技術者 <契約電力> 2,001 kW以上 1,001 kW以上 500 kW以上 |
<月額> 30,000円 20,000円 10,000円 |
ビル管理士 (建築物環境衛生管理技術者) <延べ床面積> 30,001 ㎡以上 10,001 ㎡以上 10,000 ㎡以下 |
<月額> 20,000円 15,000円 10,000円 |
防火管理者 1つの管理物件 |
<月額> 10,000円 |
資格手当と選任手当(名義料)を計算してみよう!
例えば、ビル管理士・第2種電気工事士・ボイラー技士2級・危険物取扱者乙種・第2種冷凍機械責任者・消防設備士甲種・消防設備士点検資格者を取得すれば、「資格手当は21,500円」(これらの資格は頑張れば取得できるレベルのもの)
また、ビル管理士の「名義料が20,000円」支給されることを仮定すれば年間で …
これすごくないですか?まったく資格を持ってない人と比べれば、年収で約50万円も違くなります。
いかがでしょうか?
資格という強みを持てば、スキルアップのみならず「年収」も上げることができます。
また、転職の際にも多くの資格を取得していれば、人事の評価も上がり、大手系列系のビルメン会社に転職できる可能性も上がります。
もし年収や自分の設備員としての商品価値を上げたいなら、ビルメンはとにかく上位資格を取得しましょう! ここ重要
資格手当・選任手当(名義料)も稼げます。結果、ビルメンで年収500万円も夢ではなくなります。
2018年における日本の平均寿命は、「男性81.25歳」「女性87.32歳」と過去最高を更新し、まさに「人生100年時代」の到来。
しかしその一方で、働き方改革で「時間外労働の上限規制」「同一労働同一賃金」の導入
他にも、金融庁の2000万円問題、将来の年金受給額減少といった社会保障問題も話題になっています。
そんな目まぐるしい時代だからこそ、将来に備えて「上位資格の取得」や「スキル向上」、または「貯蓄」もしっかりと計画的にしておくことは、今後とても重要です。
上記の画像「年齢別賃金カーブ(年収)」を見てほしい。
これで分かるように「50~54歳」をピークに、年収は減少しています。
私の会社では、再雇用制度もあり現時点で65歳まで働くことは可能ですが、60歳を過ぎたら給料は3割カットになります。
最近では、大企業の「富士通」が45歳以上の従業員に対し、早期退職者を募集し、多くの人が「働き盛りの45歳で何故リストラ?」と思ったのではないでしょうか。
しかし、他の企業も45歳をボーダーラインとしたリストラが吹き荒れています。
今後もAIや次世代通信の5Gなど、ITや技術の向上により「自動化」がより社会に進出してくるのは間違いないでしょう。
一部ではありますが、コンビニのレジ(無人の店舗)などがすでに自動化になっています。
しかし設備投資には、もちろんお金(コスト)がかかります。そういった面から企業がどこまで対応するのかは、まだ先行き不透明ですが…
ビルメンも例外ではなく、この先「自動化」の波がくるのは間違いないです。
また、改正出入国管理法の受け入れ拡大に伴い、外国人労働者を雇う企業が今後増えていくことも予想されます。
「えっ?ビルメン業界もリストラ? 年収もコスト削減で下がるの?」と心配するビルメンも少なくありません。もちろん私も心配です。
就業者の年収は、50代前半をピークにその後は下がる傾向にある。
私の会社でも、60歳を過ぎれば給料3割カット! 今後も「自動化」や「外国人労働者の雇用」などで人件費を削減する動きが加速するかもしれません。
そんなときに私たちは、将来に向けてどんな備えをしとけばいいのでしょうか?
「急に将来の備えといわれても、困りますよね?」リスクマネジメントなんてよく分からないし…
しかし日本では、老後2000万円問題・年金の受給額減少などの社会保障制度の不安感もあり、将来の備えは今後より一層求められます。
最近では、「大手企業の副業解禁」や「政府の副業推奨」で本業以外に副収入を得る人も増えてきたり、投資(運用)セミナーなども参加者が通常の2倍ですごい人気だそうです。
自分の身は自分で守りたい! 老後は安心して暮らしたい!
でも「将来の備えはしたいけど、実際何を準備すればいいのか分からない …」と思う人がほとんどではないでしょうか。
なんかいろいろ難しいですよね~。考えるだけで疲れる。笑
でも要は「将来に予想されるリスクに備えて、準備(リスク管理)をしよう!」ということです。
単純な労働やバイトを雇うなら、誰でもいいのかもしれません。
しかし、どんなにITや技術が向上しても、「エネルギーや電気・ビル管理(法律も含む)に関して、正しい知識(高いスキル)を持った人材」は今後も必要不可欠です。
ビルメン業界で、「自動化」「外国人労働者の雇用」などが今後進んだとしても、「人の管理・機器(機械)の管理、書類の管理等」は日本人(スキル・資格がある人)が担うと私は思っています。
企業も人材の確保に取り組んでいるこれからの日本はより人手不足・超高齢化社会です。
今後もより一層、正しい知識(高いスキルと上位資格)を持った人材に需要が集まることは容易に予想がつきます。
実際、ビルメン業界はスキルを持った人材の確保・上位資格を持った人の確保に取り組んでいます。
スキルと資格はあなたの「資産」になります。
単に、資格を取得して年収を増やすだけが「目的」になるのではなく、資格取得後も将来に備えたスキルの向上・関連資格の取得も意識して、リスクマネジメントをすることが大切です。
当記事「年収を増やす3つの条件とは?」のまとめ
「私のビルメンライフ」の3つのカテゴリーと記事