問23. 化学反応・熱化学

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※ この過去問は確認用の問題です。どれくらい知識が定着しているか確認しましょう。

問.23 炭素が燃焼するときの熱化学方程式は次のとおりである。 すぐに解答確認

C + 1/2O2=CO + 110kJ・・・(A)

C + O2=CO2 + 395kJ・・・(B)

この方程式から考えて、次の記述のうち正しいものはどれか。ただし炭素(C)の原子量は12、酸素(O)の原子量は16である。

  1. 炭素が完全燃焼するときは( A )式で、又不完全燃焼するときは( B )式で表される。
  2. 二酸化炭素の1molは28gである。
  3. 二酸化炭素の1分子は炭素1原子と酸素2原子からなっている。下記の解説を確認しよう!
  4. 炭素12gが完全燃焼すると二酸化炭素28gが生じる。
  5. A,Bの両式とも吸熱反応による酸化反応である。

危険物乙4の過去問「第2回 実力テスト」問23. 化学反応・熱化学の解説

ここ重要 「基礎的な物理学及び基礎的な化学(35問中10問)」合格には、60%以上なので10問中6問以上の正解数が必要です。

危険物乙4の過去問(第2回 実力テスト)「化学反応・熱化学」問.23の解説

二酸化炭素1分子はCO2で表される。

  1. 炭素が完全燃焼するときは、( A )式でなく、( B )式で、不完全燃焼するときは( B )式でなく( A )式で表される。また、発熱量から見ても、395kJと大きな( B )式が完全燃焼である。
  2. 二酸化炭素の1mol(1分子)はCO2で表され、Cは12gでO2は16g×2=32gとなり合計44gである。
  3. 二酸化炭素1分子はCO2で表され、炭素1原子と酸素2原子からなっている。化学の約束ごとで、炭素のC1は1と書かないでCと表す。
  4. 炭素12gが完全燃焼すると、二酸化炭素が28gでなく44gが生じる。
  5. A,Bの両式とも吸熱反応ではなく、発熱反応による酸化反応である。

「3」が正解

 

問題のポイント !!

化学反応式・熱化学・他

反応熱

  • 発熱反応(+の反応熱) … 熱の発生を伴う反応
  • 吸熱反応(-の反応熱) … 熱の吸収を伴う反応

炭素の燃焼

  • 完全燃焼 … 炭素が燃焼して直接二酸化炭素になるとき。
  • 不完全燃焼 … 炭素が一酸化炭素を経て2段階の燃焼をするとき。
  • ※ 注意:炭素が不完全燃焼すると、有毒な一酸化炭素が生じる。また、すすが多く出る。

化学反応式(化学反応式の見方)

  • C + O2 ⇒ CO2
    上記式はCが1個、Oが2個 ⇒ CO2はCが1個とOが2個
    化学反応式は、同じ種類の原子の数は矢印を境にして左右両辺で等しくなる

危険物乙4【過去問】第2回 実力テスト ( 35問 )

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