危険物乙4「第1石油類(ベンゼン、トルエン、アセトン)」の勉強方法

危険物乙4「第1石油類(ベンゼン、トルエン、アセトン)」の勉強方法

危険物の性質・火災予防・消火の性質の「第1石油類(ベンゼン、トルエン、アセトン)

過去の出題率は75%」と2回に1回以上出題されています。

第1石油類(ベンゼン、トルエン、アセトン)に関して「覚えるべき内容を把握」しよう!

危険物乙4「第1石油類(ベンゼン、トルエン、アセトン)」の勉強方法と覚えるべき内容は?

ここ重要 第1石油類(ベンゼン、トルエン、アセトン)で覚えるべき内容は、「主な第1石油類の性質」

第4類危険物の第1石油類(ベンゼン、トルエン、アセトン)とは?

第1石油類とは?

  1. 第1石油類は、ガソリン、ベンゼン、トルエン、アセトンのほか、引火点が21℃未満の引火性液体をいいます。

「第1石油類」これを覚えて合格率アップ !!

  • ベンゼン、トルエンは、水には溶けないが、有機溶剤に溶ける。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • トルエンの引火点は、ベンゼンより高い。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • アセトンの引火点は、常温(20℃)より低い。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • アセトンは、水に溶ける。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • アセトンは、ジエチルエーテル、エタノール等の有機溶剤に溶ける。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)

よく試験にでる!主な第1石油類(ベンゼン、トルエン、アセトン)の性質

品名 液比重 沸点[℃] 引火点[℃] 発火点[℃] 燃焼範囲
[vol%]
水溶性
ベンゼン 0.9 80 -11 498 1.2
~7.8
×
トルエン 0.9 111 4 480 1.1
~7.1
×
アセトン 0.8 56 -20 465 2.5
~12.8
ベンゼンの性質
芳香族炭化水素で無色透明の液体。芳香性の臭気がある。
水に溶けないが、アルコールやジエチルエーテル等の有機溶剤によく溶ける。
揮発性があり、蒸気は有毒である。 ここ暗記
トルエンの性質
蒸気に毒性があるが、ベンゼンよりも小さい。
他の特性はベンゼンと同じ。
アセトンの性質
無色透明の液体で、特有の臭気がある。
水に溶けるほか、アルコール、ジエチルエーテル等の有機溶剤にもよく溶ける。
水溶性液体用泡消火剤が最適である。
エチルメチルケトン(メチルエチルケトン)
の性質
通気口付きの貯蔵容器には収納できない。
水にわずかに溶け、アルコールやジエチルエーテル等の有機溶剤にはよく溶ける。

覚える必要がある主な水溶性、非水溶性の危険物

- 水溶性の危険物 非水溶性の危険物
特殊引火物 アセトアルデヒド
酸化プロピレン
二硫化炭素
ジエチルエーテル
第1石油類 アセトン
ピリジン
ガソリン
ベンゼン
トルエン
酢酸エチル
メチルエチルケトン
アルコール類 メタノール
エタノール
プロピルアルコール
なし
第2石油類 酢酸 灯油
軽油
キシレン
第3石油類 エチレングリコール
グリセリン
重油
クレオソート油
アニリン
ニトロベンゼン
第4石油類 なし ギヤー油
シリンダー油
タービン油
マシン油
モーター油
動植物油類 なし アマニ油

よく試験にでる!危険物の種類と代表的な物品

「法別表第1」は暗記しよう!

種類 性質 代表的な
物品
第1類 酸化性固体
(固体)
不燃性
硝酸塩類
塩素酸塩類
過マンガン酸塩類 など
第2類 可燃性固体
(固体)
可燃性
鉄粉
マグネシウム
金属粉
硫化りん
赤りん
硫黄 など
第3類 自然発火性物質及び
禁水性物質
(液体または固体)
可燃性(一部不燃性)
カリウム
ナトリウム
アルキルリチウム
黄りん など
第4類 引火性液体
(液体)
可燃性
特殊引火物
第1~4石油類
アルコール類 など
第5類 自己反応性物質
(液体または固体)
可燃性
有機過酸化物
硝酸エステル類
ニトロ化合物 など
第6類 酸化性液体
(液体)
不燃性
過酸化水素
過塩素酸
硝酸 など
種類 性質の概要
第1類 物質そのもの自体は不燃性だが、他の物質を強く酸化させる性質を有する固体である。可燃物と混合したとき、衝撃、熱、摩擦を加えることによって分解し、極めて激しい燃焼を起こさせる。
第2類 火炎によって着火しやすい固体。また比較的低温(40℃未満)で引火しやすい固体であり、引火しやすく、かつ、燃焼が速く消火することが困難である。
第3類 空気にさらされることにより自然発火するおそれがある。または水と接触して発火し若しくは可燃性ガスを発生する。
第4類 液体で引火性があり、蒸気を発生させ引火や爆発のおそれがある。
第5類 固体又は液体である。比較的低温度で加熱分解等の自己反応を起こし、爆発や多量の熱を発生させる。又は爆発的に反応が進行する。
第6類 物質そのもの自体は不燃性の液体であるが、他の物質を強く酸化させる性質をもつ。他の可燃物と混在すると燃焼を促進させる性質を有する。

第5類の危険物は、空気などから酸素の供給を受けなくても燃焼するのが大きな特徴である。

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